Hele maika'i

趣味とか技術とかざっくばらんに書いてます。タイトルはハワイの言葉で「幸せな一歩」

フラワースタンドを出すために

以前応援広告について、予算だったりデザインだったり、そもそもの出し方だったりをブログにさせていただきました。

個人的にはフラワースタンド(以下:フラスタ)についてはもうかなり一般化しており、出すのにもあまり苦労するものではないと思っていたのですが、最近何度かフラスタについて相談されることがあったので、せっかくならブログにしてみようと思い、今回まとめてみました。

なお、応援広告について気になっている方は以下にリンクを載せておきます。

おおまかな流れ

まず簡単にフラスタを出す上でのおおまかな流れを説明します。

どのようなフラスタを出すかにも依りますが、基本的には以下の流れが一般的だと思います。

  1. レギュレーションの確認
  2. デザインを考える
  3. 花屋(もしくはフラスタ専用サービス)を決める
  4. 発注する
  5. (必要があれば)パネルなどの制作
  6. 当日

一つずつ細かく見ていきます。

レギュレーションの確認

こちらは一番最初に必ず行わなければいけないことです。

どのようなイベント(もしかしたらイベントではないかもしれませんが、ここではイベントに贈ることを前提に話します)に贈るにしても、まずはイベントのガイドラインをよく読んでください。

フラスタを贈っても良い場合には基本的にフラスタのレギュレーションについて書かれていると思います。何も書かれていないけれど贈りたいという場合には、イベント指定の問い合わせ先に確認してください。

具体的にはフラスタのサイズ(底辺・高さなど)や、到着日時および回収日時、送付先などを確認します。

フラスタは基本的に作っていただくフラワーデザイナーさん(もしくは運送会社)が送付先の会場まで完成したものを届けてくださります。そしてイベント終わりには会場の迷惑にならないよう回収することになっています。 それにあたり、イベント運営が何時に必着で花を届けてください、そして何時に回収してくださいというルールを設けているはずなのでこちらに従って後述するフラワーデザイナーさんに伝達する必要があります。

サイズについては会場の大きさにも依ると思いますが、自分の経験上は底辺(幅40cm×奥行40cm)、高さ180cmが多いイメージです。ここも他のフラスタの邪魔になったり、会場の迷惑にならないように必ず守るようにしましょう。

ちなみにサイズについては

サイズ制限について思うこと - 東京のフラスタ専門店【F2O】

という記事で色々と書かれているので、ぜひ読んでみてください。

デザインを考える

レギュレーションを確認したら、依頼のためにデザインを考えましょう。ここはそれぞれにフラスタを出すに足る想いがあると思うので、自分の思ったデザインをレギュレーションのサイズ内で実現してみてください。

ただ、このブログを読んでいる方が気になっていることとしてはどのくらい詳細なデザインを考えるべきか、ではないでしょうか。

そこで、過去に自分がフラスタの依頼をした際に作ったデザインを参考として載せておきます。


まずは2023年12月25日に開催された石原夏織さんのクリスマスイベントに出したフラスタです。

クリスマスイベント用フラスタ下絵

これはクリスマスイベントということもあり、クリスマスツリーをイメージしたフラスタを出したいと思って描いたものです。見て分かる通り、自分は絵が描けないのでこのくらいの超ラフみたいなもので文字による補足をしていつも依頼をしています。

これを受けて実際にフラワーデザイナーさんが作ってくださったのが、こちらになります(ブログに載せることを参加者には伝えていないので参加者の名前は隠しています)。

実際に作ってもらったクリスマスイベント用フラスタ

上の下絵が嘘のようにすごく素敵なものを作っていただきました。自分は特定のフラワーデザイナーさんにお願いしているわけではないですが、どのフラワーデザイナーさんもすごく素敵に作ってくださるので、絵が苦手でも図形の組み合わせなどに説明を付け加えるなどで伝えることはできると思います。


次に2024年3月16日に開催された、同じく石原夏織さんのFCイベント「UNITY」vol.03に出したフラスタです。同様にまずは自分の依頼時の下絵から載せます。

UNITYフラスタ下絵

クリスマスに贈ったときよりも自分の中で手描きするより図形を組み合わせた方がマシなものが作れるということが分かり、描き方を変えました。応援広告を出したときにイラストを描いてくださったお二人のファンの方に5周年の最後にまたイラストをお願いしました。直近リリースのGiftというCDをイメージしたイラストを描いてもらい、名簿パネルをプレゼントボックスみたいにしようという感じです。このときは、実際にCDのジャケット写真が明確にイメージとしてあったので、そちらを参考として載せています。

そして実際に作ってもらったものがこちらです(こちらも参加者の名前は隠しています)。

実際に作ってもらったUNITYフラスタ

名簿パネルなどのデザインが下絵と違うのは、パネルは自分で作っていたので、後から具体的なイメージが出てきて変えたからです。

さて、これでデザインについてはこのくらいのものでもいいんだという安心感が得られたでしょうか?一番大事なのは自分のイメージを伝えることなので絵が描ける人はもっと凝ったものを最初から描いてもいいと思いますが、難しくても文章や過去の別の人のフラスタなどでもイメージを伝えられる写真などがあればフラワーデザイナーさんは汲み取ってくれるので気楽な気持ちで考えてみてください。

花屋(もしくはフラスタ専用サービス)を選ぶ

おそらくここが一番知りたいところではないでしょうか?フラスタを出したいけど花屋に行けばいいのか、行くとしたらどこなのか、それともフラスタを出すためのサービスがあるのかですね。

結論から言えば、花屋でもWebサービスでもSNSでもフラスタを出せるならどこでも良いと思います。自分もどんなものがあるのか正直分かってないです。

なので、僕が使ったことのあるものだけ紹介をさせていただきます。

https://www.link-fl.co.jp/f/shoplist/daimaru

こちらは自分が初めてフラスタを出したときに利用したお店です。もっと言うと、自分はここの系列の新橋のプレジュールという花屋で相談をしました。

プレジュールで相談をして、フラスタ自体は出せるが、あくまでも本店の方で専門のデザイナーが作るという話をいただき、自分はプレジュールの店員さんと連絡を取りつつ、その店員さんが仲介して最終的にフラスタをLINK FLORIST側で出してもらいました。

このときは直接店員さんと会話をしていたので、イラストなどは持っていっておらず、実際にライブのキービジュアルなどを見せながらこんな色味にしたい、タイトルに合わせてこういうデザインにしたいという依頼の仕方でした。支払いについても依頼が確定したタイミングで新橋のお店で支払いをしました。

Sakaseru

https://www.sakaseru.jp/

こちらは自分が一番使っているWebサービスです。

出したい会場や自分の予算を指定すると、その日その場所に贈れるフラワーデザイナーさんをマッチングしてくれるサービスで、フラワーデザイナーさんとはチャットでやり取りをします(使っていてこの人に頼みたいというフラワーデザイナーさんがいる場合には直接指定もできます)。

こちらのメリットは、そのフラワーデザイナーさんの過去の作品などを見れたり、自分の住んでいない地域でも気楽に出せることだと思っています。直接花屋に赴く場合はどうしても自分の住んでいない地域ですと難しいです。そういった時でもチャットで簡単に依頼ができるのは大きな強みです。

強いてマイナス点をあげるなら、あくまでも仲介サービスなので手数料がそれなりにかかることです。ここは使い勝手とトレードオフなので自分は受け入れていますが、予算が厳しいという方はその他のサービスなどを使うのがいいかもしれません。

支払いは依頼したタイミングでクレジットカードで決済しています。

ナナ・フラワーズ

https://nanaflowers.com/

こちらは新橋にお店を構えているお花屋さんです。

自分はメールで依頼を出して、一度打ち合わせのためにお店に出向いて相談をしました。支払いはお店に出向いたときにしましたが、電話などで全ての打ち合わせを終わらせることもできるため、その場合は振込など別の手段を取ることになると思います。


自分は主に上記3つ、特にSakaseruを使って依頼をしています。

あくまでも自分が使ったことがあるところというだけなので、他の花屋やWebサービスでも良いところはあると思いますし、自分に合ったところを見つけるしかないです。なので、これは参考程度にしてもらえたら。

発注する

フラスタのイメージが固まり、依頼先も決まったら後は発注です。

発注するタイミングは早ければ早い方が良いと思います。理由は最初に話した通り、フラスタは当日会場に送る必要があるからです。フラワーデザイナーさん本人か、どこかの運送会社かは依頼先にも依ると思いますが、どちらにしてもここの人手を確保する必要が絶対にあります。なんなら回収も行うため、そちらでも人手が必要です。その人手を確保できなくなったら贈ることはできないため、早めに依頼を出しておくことが大事です。

いつまで、というのはライブが多い時期なのか、フラスタをデザイナーさんがどのくらい受け持っているかなどにも依るので一概には言えませんが、二週間くらい前には依頼は出しておいた方が良いかと思います。


発注時にはイメージしているフラスタのデザインや予算、確認したレギュレーション(送付先・サイズ・到着時間・回収時間)を伝えましょう。レギュレーションについてはそれが確認できるサイトのリンクなども一緒に伝えておくのが良いです。

先ほどのSakaseruなどのサービスであれば、上記全てを記載する項目があるのでフォームに従って発注すれば間違いはありません。


また、もしフラワーデザイナーさんだけで対応が難しいものがあるならばそれも伝えておく必要があります。

例えば、名簿パネルを自分で作る場合・イラストパネルを使用する場合などはそれを伝えておきましょう。そうするとフラワーデザイナーさん側からいつまでにどこにパネルを送ってほしいという話があると思います。

人によってはぬいぐるみなどをフラスタに利用したいなどもあるかと思いますし、バルーンなどの飾りつけをしたいなどもあると思います。それがフラワーデザイナーさん側で用意できるものなのかを確認して、依頼者が用意する必要がある場合には当日までの準備をすることになります。

(必要があれば)パネルなどの制作

ここは必要がない人は読み飛ばしてもらって問題ありません。

「発注する」の項目で書いた通り、パネルなど依頼者側で用意するものがある場合には発注後、フラスタを贈る当日までに用意してフラワーデザイナーさんに届ける必要があります。何を準備しないといけないかはフラスタのデザインに依るのでここで細かく言及することはしませんが、以下に参考までに自分の贈ったときの例を載せます。


まずは名簿パネルです。基本的にはフラワーデザイナーさん側で用意してくれますが、テンプレ的なものを用意してくれるだけなのでこだわりたいなら自作する必要があります。デザインのところで載せた事例で言えば、クリスマスイベントで贈ったフラスタの名簿パネルはフラワーデザイナーさんに用意してもらったもので、「UNITY」vol.03で贈ったフラスタの名簿パネルは自分が作ったものです。


その他イラストパネルなども自分で用意します。「UNITY」vol.03で贈ったフラスタには2つのイラストパネルを追加で用意していますが、こちらは自分で用意したものです。クリスマスイベントでも星型のパネルを使っており、お花の裏に設置しているので、そのパネルは自分で用意しました。

パネルについては自分はパネル印刷|業界最速・最安のパネル印刷はビジプリで注文してます。


飾り付けもフラワーデザイナーさんの指示に従って、必要があれば用意します。クリスマスイベントで贈ったフラスタでは大量のオーナメントを利用しているので、このオーナメントは自分で用意してフラワーデザイナーさんに送りました。


ここで気をつけてほしいのは、もし作ったものや飾りつけに利用したもので、自分の元に返してほしいものがあるならば必ず発注時に伝えるようにしてほしいことです。基本的にフラスタは贈ってしまったら所有権はイベント側に属します。なので、例えばキャストさんが飾りの一部を持っていってしまう可能性もありますし、基本的に回収したものはフラワーデザイナーさんによって処分されてしまいます。自分の手元に帰ってきてほしいものがあるならば事前に伝えましょう。

当日

当日とは書きましたが、別に当日何かすることはないと思います。フラワーデザイナーさんから会場への送付が完了した旨の連絡がある場合には連絡をもらったら終わりです。

あとは会場の迷惑にだけならないように写真を撮ったりして銘々に楽しむだけです。

予算について

最後に予算について軽く触れておきます。自分も正直フラスタってどのくらいの金額が妥当なのかよく分かっていないので、ここは色々意見があれば聞きたいところでもあります。

あくまでも自分が依頼する時ですが、基本的に自分は5万円(手数料別)を予算として依頼しています。上で例に挙げた2つのフラスタもどちらも5万円で依頼したものになります(パネル印刷費用やオーナメントの費用などは別)。正直完成したフラスタのクオリティがいくらに相当するもので、5万円が高かったか安かったかなどの判断は自分にはできません。ですが、少なくとも5万円で依頼をして作ってもらったもので不満を持ったことはないので割と妥当な金額なのかな?くらいに思っています。

パネルの費用は上で載せたビジプリのサイトなどを参考にしてみてください。自分の載せてるイラストパネルなどは5000円くらいです。

フラワーデザイナーさんによっては最低金額などを指定している人もいるかもしれませんが、予算がなくても比較的安い値段からフラスタは贈ることができます。なのでまずは自分の予算を伝えて実現可能かを聞いてみましょう。デザインの理想がある場合にはそのデザインを実現するためにこういうものを準備する必要があって、そのためにこのくらいの予算が必要です、という話をフラワーデザイナーさんとすることができると思うので、そこは相談の上で決めていくのが良いと思います。

参考までに唯一3万円で依頼した際のフラスタも載せておきます。ここに違いをあまり感じなかった人は多分3万円でも問題ないと思います。

ANIMAX MUSIXに出した3万円のフラスタ


このブログによってフラスタを贈りたいけどどうしたら良いか分からないという方の参考になれば幸いです。

石原夏織さん誕生日応援広告企画 ~会計報告~

コッピーです。

今回は前回に引き続き、企画させていただきました「石原夏織誕生日応援広告企画」について会計報告をさせていただきます。


なお、この記事はこちらのnoteと同じ内容です。 あくまでも自分用の備忘録として残しています。

支出

まず、トータルの支出内訳を以下の表にまとめさせていただきます。

内訳 費用
渋谷駅2枚連貼り ¥181,720
データ差し替え ¥6,600
illustrator契約(3ヶ月) ¥11,484
合計 ¥199,804

一つずつ詳細を記載させていただきます。

渋谷駅2枚連貼り

前回からの変更点として、Cheering AD公式より指定の枠での掲出依頼ができるようになったため、費用などはすべてこちらを参考にしていただければと思います。

渋谷駅2枚連貼りの場合には広告の印刷費も含まれているため、個人での印刷や追加での印刷依頼費用などはかかりません。

データ差し替え

データ差し替えについてですが、今回も株式会社ポニーキャニオン様から公式の応援素材サンプルをいただき、それを元にデザイン製作をし、jeki応援広告事務局様でサンプルの画像データを差し替えていただいています。

1画像あたり¥6,000(税別)で差し替えをお願いしています。

illustrator契約

こちらについてはご自身の状況やデザインソフトによって変わってくると思います。

今回も自分はillustratorを契約させていただきました。

今回は広告の準備期間を比較的長く取らせていただいたため、広告自体のデザイン作成から告知画像の作成、および経路案内の作成までトータルで3ヶ月使用したため、この金額となっています。

収入

この記事はあくまでも今後応援広告を企画している方の参考にしていただくためにまとめさせていただいているため、以下の理由から協賛していただいた方からの詳細な支援金額については公表予定はありません。

  • 協賛者の状況や企画者のコミュニティによって集まる金額は変わるものであるため
  • 今回自分は上限金額を1万円に設定させていただいたため、集める金額についても企画によってまちまちであるため
  • 何より、せっかく協賛いただいて楽しく終わっているのに、具体的な金額を見てもう少し支援した方が良かったかな?などは思ってもらいたくはないため

営利目的ではないため企画者自身のプラスにはなっていないということだけお伝えさせていただきます。


そこで、今回も金額ではなく集金方法別の人数を参考として記載させていただきます。

今回集金については、振込・メルペイ・手渡しの3つの方法で行わせていただきました。以下の表に内訳を記載させていただきます。

内訳 人数
振り込み 22
手渡し 12
メルペイ 5
合計 39

前回と比較しても協賛者自体は減っていますが、支払い方法別の割合についてはほとんど変わりがありませんでした(メルペイ支払いの割合が少し増えた)。

基本的には特別何かのサービス(例: PassMarketなど)を使わない場合には振り込みいただく方が多いという状況です。締め切りギリギリでも支払いが可能という意味で振り込みやメルペイなどの電子決済サービスを使用される方が多い印象です。


また、現地での手渡しを希望される方の多くは元々顔見知りの方々ではありましたが、一部はじめましての方もいたため、もしかしたら企画者の話を聞いてみたいなど一定の需要があるのでは?と思っています。

最後に

今回もありがたいことに多くの方からご協力いただきました。

協賛いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


この記事が今後応援広告を出す方々にとって少しでも参考になるものになれば幸いです。

石原夏織さんアーティストデビュー5周年応援広告企画 ~まとめ~

このブログはこちらのnoteで投稿したものと同じ内容になります。


これまで応援広告に関して会計報告デザイン解説をまとめさせていただきました。

今回で最後の記事になりますが、ここで実際に応援広告を出すにあたって自分が考えたことや実施したこと、そこから得られた知見や感想などをまとめていこうと思います。

個人的なモチベーションなども記載するため、参考にはならない部分もあるかと思いますが、今後応援広告を出す方にとって少しでも参考になれば幸いです。

※今回は応援広告自体は特に説明しないため、応援広告が何かを知りたい方は別途調べてみて下さい

目次

なぜ応援広告を出そうと思ったか

この項目は完全に個人的な気持ちでしかないため、応援広告を出すにあたっての参考にはなりませんので必要がなければ飛ばしてください。

さて、そもそも今回なぜ応援広告を出そうと思ったかですが、これはひとえに石原夏織さんのアーティストデビュー5周年の節目を自分はもちろん、ファンのみんなでお祝いしたいと思ったからです。

5周年に何かをしたいというのは4周年が始まったすぐの頃からずっと思っていて、どんな企画をすれば大きなお祝いができるかを考えてきました。

そんな折に、7月ごろ小倉唯さんの応援広告企画というものを知り、そこから応援広告という手段について調べるようになりました。

この企画自体には自分は参加していませんが、ファンのみんなで大きなお祝いをして、それが実際に本人に届いたことがツイートからも伝わってくるというのがすごく魅力的だと思いました。

もちろん、応援広告を出したとして、必ずしも本人が見に来てくれるとは限りませんが、事務所からの許諾が必要である以上、本人の耳に入る可能性はとても高く、直接見に来ることができなかったとしてもお祝いの気持ち自体は届くと思いました。


ただ、個人的には小倉唯さんの企画で駅の応援広告をしているため、応援広告という手段は同じでも何か別の方法がないかと思い、企画としては屋外ビジョンへの動画広告を考えていました。

結果的に今回、動画広告はNGだったため駅への応援広告という同じような企画にはなってしまいましたが、その分事務所様からの配慮のおかげで多くの企画で応援広告を出して盛り上げることができて結果オーライ、これ以上ないくらい5周年のスタートとしてはお祝いできたかなと思っています。

スケジュール

まず、今回は以下のスケジュールで応援広告を出させていただきました。

スケジュール 内容
2022年11月20日 jeki応援広告事務局様に応援広告の依頼申請
2023年02月01日 応援広告企画始動
公式応援素材決定(デザイン作成開始)
2023年02月02日 応援広告掲出場所の希望提出
2023年02月08日 応援広告掲出場所枠取り開始
2023年02月10日 新宿・東京駅の枠取り完了
2023年02月16日 渋谷駅の枠取り完了
2023年02月20日 応援広告デザイン提出
SNS告知文および告知画像作成開始
2023年02月27日 応援広告デザイン審査完了
SNS告知文および告知画像提出
2023年03月15日 SNS審査完了
2023年03月20日 応援広告掲出開始
2023年03月26日 応援広告掲出終了

実際に自分が応援広告の企画を検討し始めたのは2022年の8月頃で、そこから少しずつ下調べやイラストの依頼などをしながら準備をしていき、 11月頭あたりにいくつかの応援広告サービスで依頼を出し始めました。

その中で、上の表にあるように11月下旬に依頼を出したjeki応援広告事務局様で実施を進めていただいた形になっています。


自分が調べた限りでは応援広告の掲出までの目安は大体3ヶ月くらいという印象だったため、ゆとりを持って11月に動き出したのですが、 実際には4ヶ月でもかなりカツカツなスケジュールになってしまいました。

年末年始などは忙しいというのもあったかもしれませんし、事務所の状況によっても許諾を得るまでにかかる期間は変わるかもしれませんが、今回はかなり動き出しが遅くなってしまったというのを痛感しています。


許諾が得られるまでは、出した企画で許諾が得られたときのことを考えて事前準備を進めていました。上で書いたように元々は動画広告を想定していたため、どのような動画構成が今回のお祝いにふさわしいかを考えながら絵コンテを作成し、実際に自分でも動画編集ソフトをインストールして試したりしていました。

動画自体は最終的には編集経験のある知り合いに依頼をするつもりではいましたが、自分でもテストをしながら15秒という時間におさまるアニメーションを考えて試行錯誤していました。

結局動画を作成することはありませんでしたが、5年間の軌跡を感じられるように1stシングルの「Blooming Flower」から10thシングルの「Abracada-Boo」までを繋いでいき、最後にはファンイラストでお祝いするという構成を考えていました。


作業は進めながらも許諾を得るまでは正直不安でいっぱいで、もう企画自体ダメかもしれないとかなりネガティブになることもあったため、今後応援広告を企画しようと考えている方々は半年は前から動き出すことをおすすめします。

何も分からないから動き出せないという心理は自分もありましたが、実際に申請してみるとどの応援広告サイトさんも親切に対応してくれるため、まずは申請してみるというのがすごく大事だと感じました。

良かったこと・失敗したと思ったこと

ここからは実際にやってみて、これはやって良かったと思ったことやちょっと失敗だったなと思ったことなどを理由や考えていたことと共にまとめたいと思います。

良かったこと

応援広告の掲出場所

今回自分は新宿・渋谷・東京の3つの駅に応援広告の掲出をさせていただきました。


この3つの駅を選んだのは理由があり、今回は応援広告の掲出期間内に石原夏織さんのファンクラブイベント「UNITY」vol.02が山野ホールで開催されることが決まっていました。

山野ホールは最寄り駅が新宿駅と代々木駅だったため、ファンの方がこの日は特にこの2駅には集まるだろうと思っており、より人の目に触れやすい新宿駅に掲出することを決めました。

新宿駅に掲出することを決めたときに、次に考えたのはこのイベントのために郊外や地方から東京に来たファンの方々が一番通る可能性がある駅がどこかになります。 そう考えたときに、新幹線や夜行バスなどを利用して地方から来られるファンの方は東京駅を利用する可能性が高いと思ったため東京駅を掲出場所に決めました。

渋谷駅については元々の予算を考えたときに、もう一駅は出せるだろうと思ったため追加した駅ではありますが、選んだ一番の理由は石原夏織さん本人が見に来やすい駅だと考えたからです。

モチベーションのところでも書いたように、自分にとってはお祝いの気持ちを込めたこの応援広告が本人に届くことを多少なり期待していたため、当然本人が見に来やすいというのは重要な要素になります。

人通りも多く、新宿や東京からもアクセスしやすく、その上で事務所の近い渋谷駅は応援広告を掲出するのに好都合だと思ったため、渋谷駅に決定しました。


応援広告掲出を終えて、結果的に見ればこの3つの駅を選んだのは大正解で、特に新宿駅は多くのファンの方の目に触れたと思っています。

今回企画として用意した「#石原夏織応援広告」のタグで検索してみてもイベントに来たついでに新宿駅の応援広告を見てくださるファンの方がすごく多かった気がします。


また、渋谷駅についても大きな駅だからこその恩恵を受けることができ、メディアのTwitterで紹介していただくこともできました。

他にも秋葉原駅に出された企画の応援広告についてもメディアのTwitterに取り上げられており、その中で自分の企画についても新宿駅の応援広告を紹介していただいていたため、やはり人通りの多い駅に掲出することはそれだけでも十二分にメリットがあると感じました。


事前準備で各駅の経路案内を作った

今回、新宿駅・東京駅・渋谷駅のどの駅もかなりの大きさの駅なので経路案内がないと間違いなく迷う人が出ると思いました。

告知時点で簡易的なマップ自体は作るものの、それだけでは不足している可能性が高いと思ったため、Notionにて各路線から応援広告掲出場所までの経路案内を作らせていただきました。


自分が作った経路案内は各路線から掲出場所まで曲がり角などできる限り細かく写真を撮影して、写真を使った案内をさせていただきましたが、他の企画ではイラストを作って案内をしている企画もありました。

jeki応援広告事務局様にはNotionの方も提出しており、許可をもらった上で投稿させていただきましたが、事前に確認をしていないと基本的には写真の使用は難しそうなので、同じように経路案内を用意する方は写真の許可を早めの段階から取っておくのが良いと思います。


※ちなみに東急渋谷駅については管轄がjeki応援広告事務局様ではなかったためか(おそらく春光社様)、掲出場所は当日実際に掲出されるまで知ることができませんでした。 そこで、自分は応援広告が掲出される可能性がある場所全てのマップと経路案内を事前に用意していたため、これを作るのはかなり骨が折れました。 東急での応援広告掲出を考えている方はこれは知っておいた方が良いと思います。


正直、どのくらいの人が経路案内を見て来てくださったかは分かりませんが、一定数の人が経路案内が親切で迷わずに来れたと言ってくださったため、これについては作って良かったです。

ただし、ここについては失敗した部分もあるため、そこは後ほど触れたいと思います。

イラストの依頼

今回新宿駅に掲出した応援広告については同じ石原夏織さんのファンであるゆーみんさんに依頼をして描いていただきました。

純粋に僕個人としてゆーみんさんの描く石原夏織さんのイラストがすごく好きだったからお願いしたというのが理由になりますが、石原夏織さん本人もファンの方同士が仲良くなって輪が広がっていくのが嬉しいという発言をされていたことがあるため、自分が企画するならファンのみんなで作り上げるという部分を大事にしたいと思っていたため、依頼をさせていただきました。

結果的にはお願いをしてすごく良かったと思っています。


これは僕の考え方でしかありませんが、どこかの誰か知らない人が描いたイラストよりも知っている人が描いたイラストの方が周りにとっても嬉しいものだと思っています。

例えば石原夏織さん本人にとっても誰か知らない人が描いてくれたイラストももちろん嬉しいかもしれませんが、自分のファンでよく知っている人が描いてくれたというのはすごく気持ちが伝わるんじゃないかと思いました。

他のファンの方々でも、仲の良い知り合いが描いたイラストだったら見に行きたいという気持ちは湧くものだと思います。実際にそういった投稿はよく見かけました。

失敗したこと

経路案内の投稿方法

良かったこととして、経路案内を作成しておいたことを挙げましたが、一方で自分の案内方法については失敗したなと思いました。

応援広告掲出告知のツイートをした後にそれぞれの駅ごとに経路案内のツイートをさせていただいたのですが、Twitterのアクティビティを見る限り、告知ツイートの10分の1も経路案内のツイートは見られておらず、せっかく用意した経路案内を大多数の人に見ていただけないという結果になってしまいました。

それもあって、特に渋谷駅については迷ってしまったという方も多く観測しており、投稿方法はもう少し工夫するべきだったと感じました。


例えば、経路案内のツイートが独立したために気づかずに見過ごしたという方もいたはずなので、告知ツイートのスレッドに紐付けるだけでも見てくれる方は増えたと思いますし、少なからず案内マップと紐付けるべきだったと感じています。

また、経路案内のボリュームが大きすぎたためNotionにまとめさせていただきましたが、Twitterで完結しないため開くのが億劫だったという可能性も高いと思っています。

ここについては、ある程度主要な路線のみに絞るなどしてなるべくTwitterで完結するくらいのボリュームに抑えた方がより見てくれる方がいたのかなと思っています。


経路案内が親切だったと言ってくださる方もいた以上、どこまで準備するのが正解だったかは正直分かりませんが、なるべく見る場所を減らしつつ簡潔に分かりやすくまとめた方が少なくとも今回は良かった気がします。

集金方法の案内

今回自分は協賛の募集をしており、会計報告にもまとめたように多くの方からお金をいただいた上で企画を実施させていただきました。

参加者の募集はGoogleフォームを使って実施させていただき、集金については自分の銀行口座の公開などの都合上DMにてさせていただいたのですが、参加申し込みをしてくださった方の中にはアカウントのフォローはしていないという方もいたため、DMを送れない方が一定数いました。

なるべくリプライなどで個別にDM開放もしくはアカウントのフォローのお願いはしましたが、それでも数人には案内ができないまま終わってしまったため、全員に案内をできるような方法を検討するべきだったと思います。


他にも協賛の募集をしている企画はありましたが、そちらでは集金方法にPassMarketを使い、案内を全てTwiPlaで完結させていたため、そういった手段を使うほうが良かったのかなと思っています。

とは言え、自分の予算の都合などもありPassMarketの使用は考えていなかったため、個別に案内する方法自体は必須だったので、どちらかと言うとアカウントのフォローをしてもらうための手を打つべきだったかもしれません。

出だしが遅かった

これはスケジュールの項目でも書いた通りなので、ここでまた深くは書きませんが、今回一番の失敗は申請を出すのか遅かったことだと思っています。

動き出しが遅いとそれだけでその後のスケジュールが一気に厳しくなります。

デザインをしたことがない自分としては特にデザインにかける期間がかなり短かったのを痛感しました。 元々動画広告を考えていたため、デザインについては完全にノータッチだったのもあり、余計短く感じました。

イラストの依頼についても申請前からすでにお願いをしていたため、早く動き出せはしましたが、それでも調整はギリギリまでかかってしまいました。

他の企画との協力

これについては失敗したことというよりは、他の企画の方々におまかせしすぎたという話になります。


今回応援広告を掲出するにあたって、使用する公式応援素材についても掲出場所についても企画者の中だけで決定をしました。

他の企画の企画者の方からは被らないように使用する写真や掲出場所について教えてほしいという相談を受けていたため、もしかしたら他の企画の方々には自分の思っている以上に配慮をしていただいていたのかな?と思っています。

また、応援広告掲出前には他の企画の方から企画紹介をしていただき、さらには掲出当日にも全企画の掲出場所をまとめたものをツイートしていただいていました。

今回この応援広告の企画が盛り上がったのは間違いなく他の企画者の方々の配慮や協力があったからこそだと思っています。 自分があまり何もできていなかったため、ここは特に実感しています。

その他やってみて思ったこと

最後に良し悪しというよりも、こういう知見が得られた、みたいな話をまとめていこうと思います。

やりたいことがあればとりあえず聞く

応援広告を出すにあたり、今回依頼をしたjeki応援広告事務局様はすごく親身になってくださりました。 分からないことがあった時に質問をすると丁寧に回答してくださり、事務所への確認が必要な場合にもすぐに動いてくれて本当に助けになったと思います。

しかし、向こうもこちらの考えていることを全て察知できるわけではないので、質問をしていないことについては知りようがありません。

そして何より、僕ら企画者も初めての応援広告掲出で何が許されていて何が許されていないのかも分からないですし、何を質問しないといけないのかも分かりません。

そんな中で実際にやってみたけど後からNGだと分かったみたいなケースが存在します。


例えば、経路案内のところでも少し触れましたが、写真を使った経路案内は事前に申請しない場合には許可が下りない可能性があります。

他にも事務所によって写真の使い方などにより細かい制限がある場合もあるかと思います。

デザインの中で団体名などの表記にも細かい修正が入る可能性がありますし、SNS告知画像についても同様です。

どこまでが許されていて、どこからが許されていないのかが分からない以上、何かやろうとしていることがあるならば行動に移す前に一度先方に相談をしておくのが一番だと思います。

相談相手を作っておく

今回自分はメインで企画をさせていただきましたが、きっと一人で企画を進めていたら間違った方向に進んでしまったかもしれませんし、不安に押しつぶされていたかもしれません。

一緒に企画してくださったプレアデスさんやゆーみんさん、他企画の企画者様、そしてデザインの相談に乗ってくれた友人たちのおかげで自分としては満足のいく企画になったと思います。

一人でもいいです。応援広告の企画に携わっている方でもそうでない方でもいいです。誰か相談できる相手を作っておくだけでもきっと安心感が全然違うと思うので、一人だけで頑張らずに誰かを頼ることがすごく大事だと感じました。

最後に

今回応援広告の企画をしてみて、正直初めてのことだらけで準備中はものすごく大変だなと思いました。

ですが、実際に自分のデザインした広告が駅に掲出されているのを見て、ファンの皆さんが楽しそうに各駅に応援広告を見に行かれているのを見て、そして何より石原夏織さんご本人が見に来てくださって、最後には頑張ってよかったという気持ちでいっぱいになりました。

拙い企画ではあったかもしれませんが、多くの方から温かいお言葉をいただき、それがすごく力になりました。

企画することの大変さを知った上で、きっと自分は今後も今回のような機会があれば企画をすると思います。


以下、謝辞になります。


石原夏織さん

まずは直接応援広告を見に来てくださって本当にありがとうございます。

応援広告を企画する上でご本人に届くことを願ってはいましたし、あわよくば見に来てくださったらという気持ちで掲出する駅として渋谷駅などを選んではいます。

しかし今回は合計で10箇所、都内だけでも8箇所に応援広告が掲出されているという状況で都内全ての応援広告を巡ってくれるというのはあまりにもファンサが良すぎます。


石原夏織さん本人が見に来てくださり、それをツイートしてくれたことは企画者としてこれ以上ないくらいの幸せです。改めて本当にありがとうございます。そして5周年本当におめでとうございます。

(関係ないですが、ツイートを見たときオンラインでビデオ会議中だったんですが涙が溢れて止まらなかったのでカメラもマイクも全部切って泣いてました)


次に石原夏織officialのスタッフさん、およびスタイルキューブマネージャーのおすぎまん様

企画の告知ツイートをRTしてくださってありがとうございます。

まさか告知ツイートをしてすぐに公式からRTしてくださるなんて微塵も思っていませんでした。 RTの通知が来たときには一瞬頭が真っ白になりました。ですが、拡散いただいたことでより多くのファンの方に届き、より盛り上がったと思います。本当にありがとうございます。


株式会社ポニーキャニオン

応援広告を掲出したいという、一ファンの依頼を快く許可してくださり、公式の応援広告素材を提供してくださり本当にありがとうございます。

このような機会をいただき、すごく大切な思い出を作ることができました。

本当にありがとうございます。


jeki応援広告事務局様

事務所様への許諾を代行してくださり、そこからたくさんの相談に親身に回答してくださりました。

Twitterでも企画の紹介をしてくださり、最後の最後まで丁寧に対応をしてくださったこと、本当にありがとうございます。


そして、一緒に企画を運営してくれたプレアデスさん

小倉唯さんの応援広告にも参加されていたためヘルプを頼んだのですが、本当に助けになりました。 企画の立案時から積極的にアドバイスをくれて、デザインについてもたくさん意見をもらいました。

共に企画を盛り上げてくれて本当にありがとうございます。


新宿の応援広告イラストを描いてくださったゆーみんさん

素敵なイラストを描いていただき、ありがとうございます。 依頼したときから快く引き受けてくれて、自分のざっくりとした要望などにも優しく対応してくださりました。

自分のデザインした応援広告についても相談に乗ってくれて、本当に助けになりました。

改めて一緒に企画を盛り上げてくれて、素敵なイラストを描いてくださり本当にありがとうございます。


また、他企画の企画者さま

今回はたくさんの配慮をしてくださり、一緒に応援広告企画を盛り上げてくださり本当にありがとうございます。

個人的な話にはなってしまいますが、特に石原夏織さん5周年祝い 駅広告企画の企画者様にはすごく支えられました。

11月の応援広告企画申請時からたくさんの相談をさせていただきましたし、不安を分かち合うこともできました。他の企画の企画者様との調整なども積極的に動いてくださって、とても助けられました。

本当にありがとうございます。


企画に協賛してくださったファンの皆さん

自分のようなどこの馬の骨とも分からないオタクの企画に参加してくださり、ありがとうございます。 皆さんからの協力がなければこの企画は成り立たなかったですし、たくさんの方から直接温かいお言葉をいただきました。

また、掲出された応援広告についてもたくさん見に行ってくださり、Twitterでもハッシュタグを付けてツイートしてくださり、企画を盛り上げてくださりました。

本当にありがとうございます。


そして、最後に今回の応援広告企画を盛り上げてくださった多くのファンの皆さん

本当に一週間たくさんのツイートを拝見させていただきました。 自分としてはデザインなども含め受け入れてもらえるものになったか不安な気持ちもありましたが、どの方もすごく優しく受け入れてくれてくださりました。

広告掲出最終日まで本当に多くの方がこの企画を盛り上げてくださったことを本当に嬉しく思います。

ありがとうございます。


長くなってしまいましたが、このブログが今後応援広告を出される方々にとって少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

石原夏織さんアーティストデビュー5周年応援広告企画 ~デザイン解説~

今回は「石原夏織アーティストデビュー5周年応援企画」の応援広告で、 自分が作成させていただいたポスターデザインについて解説させていただこうと思います。

なお、このブログはこちらのnoteで投稿したものと同じものになります。

はじめに

そもそもなぜ今回このブログを書こうと思ったかですが、 自分が応援広告のデザインをすることになったときに、何を考えてどう手を付ければいいのか何も分からない状態からのスタートだったため、 少しでも多くの方に今後応援広告を企画する上での参考になればと思ったためです。

また、今回ありがたいことに協賛いただいた多くの石原夏織さんファンの方々にも 少しでもデザインについて知ってもらうことで、僕自身がこの応援広告に込めた想いなどを知ってもらいたいと思いました。

デザイン解説

まずは今回実際に自分が作成させていただいたポスターがこちらの2つになります。

東京駅掲出ポスター

渋谷駅掲出ポスター

写真は撮影時のものなので、光の加減などで見づらくなってしまっていますが、ご了承ください。

どちらも若干の違いはありつつも、ベースのデザインは統一しているため、まずはベースのデザインについて解説させていただきます。

デザインの軸

今回自分の中で大きく3つの軸を決めてデザインさせていただきました。それが以下の3つです。

  1. 5周年のお祝いの応援広告であること
  2. 僕自身が表現したい石原夏織さんの魅力
  3. 媒体として駅の広告に掲出されること

上記3つの軸を元にデザインを決めていきました。一つずつ解説させていただきます。

5周年のお祝いの応援広告であること

まず、大前提として今回応援広告を掲出する上で何を目的にこの応援広告を出すのかが一番大事なことだと思います。目的なくデザインしてもコンセプトが決まらずブレブレのデザインになってしまいます。

僕は石原夏織さんのアーティスト活動5周年をお祝いしたいという想いから応援広告を企画させていただいたため、当然今回の目的は石原夏織さんのアーティスト活動5周年のお祝いとなります。

つまり、今回の応援広告のデザインで一番強調するべきことはこの「アーティスト活動5周年」という部分になります。石原夏織さんをもっと多くの方に知ってほしいという気持ち自体はもちろんありますが、あくまでも5周年だからこそ掲出する応援広告なので石原夏織さんの名前を覚えて帰ってもらうよりも5周年という部分に目が行くようにデザインさせていただきました(石原夏織さんを知ってもらいたいだけなら5周年というこのタイミングである必要はないと思いました)。

表現したい石原夏織さんの魅力

次に僕自身が表現したいと思った石原夏織さんの魅力についてです。

今回自分でデザインするということで、プロのデザイナーや応援広告事務局へのデザイン代行をしない以上、いちファンである自分がデザインすることに何か意図を持たせたいと考えました。石原夏織さんじゃない誰かの応援広告でも成り立つようなデザインではなく、石原夏織さんの応援広告であるということを大事にしたいと思ったため、石原夏織さんの魅力の中でも自分が表現したいと思った部分を強調してデザインするように心がけました。


そこで自分が一番表現したいと思ったのが「透明感」や「大人っぽさ」になります。

石原夏織さんのイメージカラーである青(自分の中では水色に近い印象)をベースにすることで爽やかな印象を与え、文字はシャープなフォントを選ぶことで繊細さを表現しました。

単調な水色ではつまらない印象を与える可能性があったため、グラデーションをかけて厚みを増しています。 また、全体的に寒色系に細い文字なので少し冷たい印象にも感じる可能性があったため、全体の文字構成を中央揃えにすることで柔らかい印象にしました。

そして、5周年の文字列についてはお祝いの印象のある暖色系の色の中からベースの水色とマッチする淡めの黄色を選びました。 黄色という色は少し明るすぎてキツい印象も与えてしまうと思ったのですが、全体的に淡めの色にしているため、水色の持つクールな印象を和らげつつ優しい印象に仕上げることを意識しています。

媒体として駅の広告に掲出されること

そして、駅広告に掲出するという点です。

これはどういうことかと言うと、駅を行き交う人々は広告を意識して見ることはないということです。 自分の経験に置き換えると分かると思いますが、駅を歩いているときに広告が印象に残ったことはほとんどないのではないでしょうか? そんな駅の広告に対して複雑に情報を入れ込んでも印象に残らないと考えたため、なるべくシンプルに伝えたいことを一つだけ伝えられるようなデザインを意識しました。

今回で言えば、最初にも挙げた5周年という一番大事な情報を瞬時にインプットできるように意識しています。

最初は英語にしてデザインとしてオシャレに仕上げることも考えたのですが、英語は一瞬見ただけでは情報を咀嚼することができないと思ったので、日本語でデザインすることでとにかくひと目見ただけで分かりやすいようなデザインにしています。


この3つが大きなデザインの軸になっています。 次に細かい部分でこだわったデザインを解説させていただきます。

細かいデザインのこだわり

まずは真ん中の斜めのラインです。ここは元々縦にまっすぐ下ろしたデザインになっていたのですが、2つの懸念があったため、あえて斜めに下ろすようにしました。

1つ目の懸念が、応援広告の掲出方法です。今回掲出場所には自分のデザインしたポスター以外にも様々なポスターが掲出される可能性がありました。その中でも大きさの違うB1のポスターが一緒に掲出されていた場合に、縦にまっすぐ下ろしたデザインではB1のポスター2枚に分離して見えてしまう可能性があったため、B0のポスターであることを少しでも伝えるために斜めに下ろしました。

2つ目の懸念が、使用した写真に圧迫感を感じると思ったことです。顔と体のバランスを考えたときに、体の方が横に広がっているため、単純にまっすぐ線を下ろすと、顔に対して体側にゆとりがなくなり窮屈に感じてしまいます。そこで、体側の広がりに合わせて斜めに線を下ろすことでゆとりを持たせています。


他にも細かいポイントとして2つのポスターでベースのデザインを統一したことにも意図があります。

今回は複数の企画が乱立しており、同じ駅に別の応援広告が掲出される可能性もありました。結果的にはそうはならなかったですが、もしも同じ駅に掲出されていた場合には協賛してくださった方々にはどの応援広告が自分の協賛した企画のものか分からないと感じてしまう可能性があります。

そこで、ベースのデザインを統一することで共通の企画の応援広告であることを強調し、分かりやすくしました。


(※4/9追記)

また、もう一つのポイントとして、文字などはできるだけ写真の正面に入れるようにしました。

写真の石原夏織さんに対して背中側に入れてしまうと、なんとなく斜に構えて見えてしまい、印象を悪くしてしまうかもしれないと思ったためです。

デザインの違いについて

最後にデザインの違いについてです。

基本的にはベースのデザインを合わせていますが、東京駅に掲出した応援広告は名前が写真の右下に、渋谷駅に掲出した応援広告は名前が大きく上に記載されています。

最初にも書いたように今回は石原夏織さんの名前を覚えて帰ってもらうということは意識していないため、基本的には名前を目立たせることはせず、東京駅掲出の応援広告デザインのようなものを意識しました。

しかし、同じようなデザインにしたときに、Water Drop石原夏織さんの写真では、肌の明るめな色と衣装の暗めな色に合わせられる色が無く、非常に見づらくなってしまいました。 目立たせること自体は意識していませんが、見づらいものは広告として問題になるため、根本的に名前の配置を変えることを考えました。


どこに配置するかを考えるときに、そもそも多くのファンの方はやっぱり名前を強調したデザインの方が好きなのではないか?と思い、せっかくならできるだけ多くのファンの方に喜んでもらえるようなデザインにしたいと思ったため、名前を大きく入れたデザインを作ってみました。

あくまでも5周年がメインではあるため、色味の違いや文字の太さによって「5周年 > 名前」のインパクトになるように調整してデザインさせていただきました。

告知画像のデザイン

余談ではありますが、告知画像についても少しこだわった部分があるので紹介させていただきます。告知画像は下のようなものを作らせていただきました。

応援広告告知画像

告知画像に応援広告のデザインを使用することは許可されていたのですが、自分としては告知画像でネタバレをしてしまうのはもったいないと思い、応援広告デザインを使うことはしませんでした。ぼかして使うという手もありましたが、ぼかしたイラストを使って綺麗にまとめる自信はありませんでした。

ではどこにこだわったかと言うと、告知画像から応援広告自体のデザインは分からないが、どの応援広告がこの企画のデザインなのかは伝わるようなものにさせていただきました。

全体の色味を応援広告のデザインと合わせることで、応援広告を見に行ったときにこの企画のものだと直感できるように意識しました。

また、応援広告と全く同じ色にしてしまうとPCやスマホの画面で見たときには目がチカチカしてしまうと思ったため、全体的にさらに淡めの優しい色味に抑えています。

最後に

以上が今回自分がデザインする上で意識したことになります。 もしかしたら全然見当違いのことをしているかもしれませんが、そこはあくまでも自分がこう考えてデザインしたという話で理解してもらえればと思います。

シンプルなデザインにはなっていますが、その中にたくさんの想いを込めさせていただきました。少しでもそれが感じてもらえたら嬉しい限りです。

今後応援広告を企画される方もぜひ、自分の中で軸を決めて、一番に伝えたいことを大事にデザインしてみてもらえればと思います。

石原夏織さんアーティストデビュー5周年応援広告企画 ~会計報告~

コッピーです。 今回は自分が企画させていただきました「石原夏織アーティストデビュー5周年応援企画」の応援広告について会計報告をさせていただきます。

なお、このブログはこちらのnoteと同じものになります。

はじめに

まずはじめに、改めて本企画に参加して下さった方々、本当にありがとうございました。 石原夏織さんの5周年をお祝いしたい、という想いから企画をさせていただきましたが、たくさんの方に協力していただき、なんとか実現することができました。 自分一人では決してここまで大きな企画にはならなかったと思いますし、参加してくださった方々だけでなく応援広告を見に来てくれたたくさんのファンの方からの温かい言葉にとても力を貰いました。

そんな多くの方の協力の上で実現できた今回の応援広告企画、今後同じように応援広告を出したいという方のために少しでも参考になればと思い、会計報告をさせていただこうと思いました。

支出

まず、トータルの支出内訳を以下の表にまとめさせていただきます。

内訳 費用
東京メトロ新宿駅 ¥72,600
東京メトロ東京駅 ¥72,600
③東急渋谷駅 ¥77,000
④ポスター印刷(3枚) ¥41,580
⑤データ差し替え(2画像) ¥13,200
illustrator契約(2ヶ月) ¥7,656
⑦ノンデザイナーズ・デザインブック ¥2,158
合計 ¥286,794

一つずつ詳細を記載させていただきます。

応援広告掲出にかかる費用

① ~ ③については各駅に掲出するのにかかる金額になります。

これはどの駅に出すかだけでなく、どの路線に出すかによっても金額が変わってきます。

東京メトロについてはこちらをご確認ください。

東急についてはこちらをご確認ください。


④のポスター印刷について、今回はデータの差し替えなどが必要だったため、jeki応援広告事務局様に印刷までお願いしています。 1枚あたり¥12,600となりますが、自分で印刷される場合については各種印刷サービスサイトを調べてみていただければと思います。


⑤のデータ差し替えについてですが、今回は株式会社ポニーキャニオン様から公式の応援素材サンプルをいただき、それを元にデザイン製作をし、jeki応援広告事務局様でサンプルの画像データを差し替えていただいています。 1画像あたり¥6,000で差し替えをお願いしています。

デザイン製作にかかる費用

⑥についてはご自身の状況やデザインソフトによって変わってくると思います。 今回自分はillustratorを契約させていただきました。これについては自分が昔触っていて慣れていたというのが大きいです。応援広告のデザイン自体に使用した他、掲出場所の地図作成や告知画像の作成などに使用しているため、2ヶ月分の費用を記載させていただいています。

※なお、自分は無料期間が終了していましたが、illustratorを使用したことが無い方は1ヶ月は無料で使用できると思います

その他にかかった費用

⑦については完全に自己満足ですが、今回自分はデザイン自体をするのがほぼほぼ初めてという状況だったため、デザインの基礎を学ぶために書籍を購入させていただきました。文字の整列についてやグルーピングなどできる限り見やすく分かりやすいデザインを心がけるためにすごく勉強になりました。

収入

協賛していただいた方からの詳細な支援金額については公表はしませんが、営利目的ではないため企画者自身のプラスにはなっていないということだけお伝えさせていただきます。

どちらかと言うと、金額ではなく集金方法別の人数などを参考として記載させていただきます。 今回集金については、振込・メルペイ・手渡しの3つの方法で行わせていただきました。以下の表に内訳を記載させていただきます。

内訳 人数
振込 32人
メルペイ 6人
手渡し 18人
合計 56人

基本的には振込にて支払われる方が多く、元々仲の良かった知り合いなどは手渡しにていただくことが多かった印象です。

電子決済については現金化がしやすい(コミュニケーション上問題が発生しづらい)メルペイを使用していますが、paypayなどを使用していたらもう少し使用率は上がったかもしれません。

振込についてはどうしても個人口座の情報開示などが必要になるため、使用については慎重に行うのが良いと思いますが、需要としては高かったという状況です。

最後に

改めてにはなりますが、今回ご協力いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

この記事が今後応援広告を出す方々にとって少しでも参考になるものになれば幸いです。

石原夏織さんの好きなところ

8月6日の石原夏織さんの誕生日に、他のファンの方々に協力してもらって、石原夏織さんの好きなところを書いたメッセージジャーをプレゼントしました!

総数50とたくさんのきゃりさんの好きなところを集めて、みんなのきゃりさん愛が伝わってきたので、 これはせっかくだからまとめて記事にしたいなと思ったので、ブログにさせていただきました!

内容としては個人の特定がされないように、一部自分の方で要約したりなどしていますが、それはご了承ください。

ファン想いなところ

一番多かったのが、こちらでした!

自分もそうですが、きゃりさんは本当にファンのことを考えてくれていて、そんなところが大好きという方が多いですね!

以下、実際の声です

  • いつもファンが喜ぶことを考えてくれるところ!
  • ファンにもスタッフさんにも優しくあたたかいところ
  • ファンのことを良く考えてるところ
  • ファンサがすばらしい
  • いつもファン想いなところ
  • お見送り会で少しの変化に気づいてくれて、最後まで手を振ってくれるところ
  • お渡し会のときにこれまでのことを覚えてくれて話を振ってくれたり、真剣にお話を聞いてくれるところ
  • 気持ちを伝える時の真摯さ

などなど挙がっていました!

笑顔

こちらもすごく多かったです! きゃりさんの笑顔に元気をもらっている方がたくさんいました!

以下、実際の声です

  • キラキラな笑顔がかわいいところ!
  • 満天の笑顔
  • 楽しそうな笑顔
  • 素敵な笑顔

などがありました! また、笑顔とは違いますが、表情繋がりで

  • コロコロと変わる表情
  • ライブのときの表情

という声もありました!

ダンス

こちらもきゃりさんと言えば、という感じですね!

以下、実際の声です

  • キレキレのダンス
  • どの曲もダンスがとってもかわいい
  • ダンスがパワフルなところ
  • ダンスがめっちゃかっこいい
  • ダンスによって表情などを変えてすごく繊細に表現するダンス力

などがありました!

歌声

こちらもダンスと同じくらい挙げている方が多かったです!

以下、実際の声です

  • 芯のある透明感のある綺麗な歌声
  • かっこいい曲もかわいい曲も素敵に歌いこなすところ
  • 力をくれる歌声
  • 歌声が透き通ってて素敵なところ

などです!

元気をくれる

他のところと少しかぶるところもあるかもしれませんが、こんな声もありました!

  • 周りのみんなを笑顔にするところ
  • キャリさんのステージにとっても元気をもらえます
  • いつも太陽のように元気づけてくれるところ

Instagram

最近きゃりさんが毎日投稿を頑張っているインスタについても声が届いていました!

  • インスタでのむーちゃんとの2ショットが大好き
  • Instagramの可愛い投稿たくさんなところ
  • 毎日インスタ投稿して、たくさんのおいしいお店を教えてくれるところ

その他

その他、自分だけのきゃりさん好きポイントを挙げている方もたくさんいたので、ぜひ紹介させていただきます!

  • どんなイベントでも見せる最初と最後の綺麗なおじぎ!
  • 夏織ちゃんのまっすぐなところ
  • いつも全力なところ
  • レキの声
  • 独特なオノマトペ
  • かわいいぽんこつなところ
  • 家族仲が良いところ
  • 物持ちがいいところ
  • FtFのMVで自転車に乗る姿
  • 可愛くておちゃめなところ
  • 無邪気なところ
  • グルメなところ
  • 普段のトークが面白い
  • 美味しいものを食べたときの幸せそうなところ

などなど、本当にたくさんの好きなところを挙げていただきました!

個人的にはぽんこつなところとかはもう少し挙げる方がいるかな?と思っていたので少し意外でした!一人あたり3つまでとさせていただいたので、そこには漏れてしまったという可能性もありますが、これだけたくさんの好きなところを挙げてもらえて、やって良かったと思っています!

これを読んだ皆さんもぜひきゃりさんの好きなところを挙げてみてください!

最後に

今回の企画に協力してくださったファンの方々に改めて感謝させていただきたく思います!

本当にありがとうございました!皆さんのおかげで素敵な贈り物になったんじゃないかと思います!

贈ったものの写真も合わせて載せさせていただきます!

きゃりさんの好きなところメッセージジャー

CKAD受験してみて

はじめに

自分は普段業務の中でKubernetesを使っており、EKSを運用しています。

今回、自分の中である程度Kubernetesを使った経験があればCKAD受かるんじゃね?くらいのノリで受験資格を買い、 その後すっかり放置してしまい受験資格がなくなる直前でとっさに勉強して受験しました!

そのとき、色々な方のブログを参考に勉強したり準備したりしたのですが、 実際に受けてみると情報として不足している部分なども感じたので、ブログに残すことにしました。

TL;DR

Webカメラオートフォーカス機能のあるものを用意しろ

試験のための勉強

まず事前勉強についてです!

ここでは、自分自身がKubernetesを使ったサービスの運用経験がある前提で勉強をしたため、 Kubernetesを使ったことのない方がここで紹介する勉強方法を参考にしてもあまりあてにならないと思いますので、その点はご了承ください。

コマンドライン操作に慣れておく

正直に言ってしまうと、CKADを受験した感想としてはあまり運用としての技術は身につかないというのを思いました。

基本的に運用ではすべてのリソースをYAMLファイルで管理して、デプロイなどもCI/CDツールなどを利用して実行します。 直接クラスタに入ってリソースを触ることはほとんど無い中でCKADではかなりの操作を求められます。 なので、普段Kubernetesを使ったサービス運用をしている方でもコマンドラインでのkubectlを使った操作に慣れていない方が多いと思いますので、 チートシートなどで何ができるのかある程度把握しておくことが良いと思います。

個人的に一番重要だと考えているコマンドが以下のコマンドです!!

kubectl run <pod-name> --image=<image:version> --dry-run=client -o yaml > output.yaml

普段運用をしている方はマニフェストファイルにさえ落としてしまえば理解が速い人が多いと思いますので、 とりあえず脳死でリソース作成コマンドをdry-runで実行し、ファイルに出力すれば あとはなんとかなります!

あとは新しいコマンドなどもバージョンが上がるにつれて増えているので便利なコマンドとかを覚えておくとスムーズに解ける問題などもあるかと思います!

Deploymentからそれに紐づくServiceを作成するためのexposeコマンドとかは知っておくと便利かもしれません!

テストの問題形式に触れておく

これが一番大事だと思います! なんならこれさえやっておけばぶっちゃけなんとかなります!

自分はCKADの受験資格を購入して、スケジュール登録するときにkiller shというので公式が出しているテスト勉強をやっていたのですが、 本番の試験はこのテスト勉強をやっていればほとんど困ることはなかったです!

他の方がよくおすすめしているudemyとか学習サイトを使った勉強は一切していないので、どのくらい良いものなのかは正直分かりません。

ただ、何かしらの形で実際の問題形式に触れておくことはしておいた方がいいと思いますので、そういった学習サイトでそれが経験できるならばやってもいいとは思います。

自分の弱いリソースについて勉強する

上記のようにテストの問題形式に触れて勉強すると、自分がこのリソースについてはあまり知らないみたいな弱点リソースとかが分かってきます。 実際の問題形式に触れたらあとは苦手な部分を中心に勉強するのが良いと思います!

自分はNetwork PolicyやCronJobなどが弱かったです!

CronJobなんて一度作ったらほとんど作り直すことがなかったので、どういう設定があるのかあまり知らなかったですし、Network Policyなんて使う機会なかったので全然知らなかったです!

他にもStatefulSetなどが弱点の人は多いと思うので、そういった普段使わないようなリソースとかを中心に勉強すると良いと思います!

当日の注意点

ぶっちゃけ勉強方法なんて他の方と言ってることはそんなに変わらないと思います!

自分は普段からVimを使っているので、Vimを使った操作には困らなかったですし、別に公式リファレンスを使った検索方法なんてリソース知ってれば難しくないのでそれも全くやってはいません! なのでそういった点での準備については一切書いてませんが、概ねやるべきことはどのブログを読んでも変わらない認識です!

ただ、当日の注意点だけは本当に書いてる人が少ない!

少なくとも自分が苦労した部分について書いてる人は見なかったので、これだけはぜひ知ってほしいです!!!

ちゃんとしたWebカメラを用意しろ

このブログを書いた理由の8割くらいはここになります!!

受験時間になったら試験官の方とのチャットが始まります。基本的には一方的に指示が来るので実行するだけですが、英語なので注意してください! 自分は英語全然できないので、隣のタブにGoogle翻訳を置いてコピペしてました!

そんな余談は置いておいて、指示の中で「本人確認ができるものとクレジットカードをカメラに映してください」と求められます!

このとき、自分は運転免許証とクレジットカードを用意していたのですが、「運転免許証の名前部分にフォーカスして見せてくれ」とか「クレジットカードの名前部分にフォーカスして見せてくれ」、 果ては「クレジットカードの期限を見せてくれ」と求められました!

自分の使っていたWebカメラに焦点を変えるための機能はなかったため、どうあがいてもクレジットカードの期限にフォーカスして見せるなんてことはできず、 ここだけで30分くらいずっとカメラにクレカを向け続けてやっと話が進んだくらい苦戦しました!!

絶対にオートフォーカス機能の付いたWebカメラを用意した方がいいです!こんなところでストレスためたってしゃーないので、これだけはマジで言っておきます!

飲み物は水だけ

これはもしかしたら書いている人がいるかもしれませんが、 自分が見た情報だとラベルを外したペットボトルなら持ち込み可能とブログで書いている人がいたくらいでした!

自分はこの情報を信じて、ラベルを外したお茶を持ち込んだのですが、カメラでデスクを見せているときに「飲み物は水しか許可されていない」と言われました!

なので、もしも飲み物について気になっている人はラベルを外したペットボトルの水だけが許可されていると覚えておいてください!

おわりに

自分が大きく困ったのはWebカメラです!

これを知ってほしい、それだけのためにこのブログを書いたと言っても過言ではないため、ぜひこのブログにたどり着いた方は準備してみてください!

あとはちゃんと勉強してればなんとかなると思います。 自分は上に書いた勉強で83点取れて無事合格できたので皆さんも試験頑張ってください!